発行元 新井紀子 .
エディションノート
「リーマン予想」「ラングラン予想」……。何百年も解かれていない問題を解くことに、人生を賭ける人たちがいる。そして、何百年も解けない問題を”作る”ことに夢中になる人たちがいる。そして、数式が”文章”のように見える人たちがいる。数学者だ。
「紙とペンさえあれば、何時間でも数式を書いて過ごせる」
「楽しみは、“写経”のかわりに『写数式』」
「数学を知ることは人生を知ること」
「問題と一緒に“暮らす”ことから始まる」
「味噌汁も数学のテーマになる」
「芸術に近いかもしれない」
「数学は、宇宙がなくなっても残るもの」
「数式は、世界共通の言語」
「歩く姿を後ろから見ても、数学者だとわかる」
「心は数学だ」
「エレガントな解答を求められる」
「数学の全体が矛盾していないということを、数学的に証明することはできない」
「人工知能に数学はできない」
「音楽と数学はつながっている」
「数学を絵にしてみた」
「今の数学は冬景色だ」
「中学生のときに、数学に情緒があると知った」
類まれなる優秀な頭脳を持ち、難解な名言を次々に繰り出す数学の探究者たちーー。
ときに芸術家のごとく「美」にこだわる数学者たちを、愛に溢れた目線で、描き尽くす!
黒川信重先生、加藤文元先生、千葉逸人先生、津田一郎先生、渕野昌先生、阿原一志先生、高瀬正仁先生など日本を代表する数学者のほか、数学教室の先生、お笑い芸人、天才中学生までーー
7人の数学者と、4人の数学マニアを通して、その未知なる世界に触れる!